APPLEはバフェット一押し銘柄!でも彼はガラケーを愛用( ͡° ͜ʖ ͡°)

2018年11月14日にバフェット率いるバークシャー・ハザウエイのポートフォリオ(9月30日時点)が報告された。

バフェットの保有銘柄No.1はAPPLE。なんとポートフォリオの約24%を占める割合だ。
分散投資なんて天才には関係ない。

ガラケー使ってるけど、バフェットはアップルの大ファンだ。


出典:CNBC

[chat face=”BUFFET-p.png” name=”” align=”left” border=”gray” bg=”none”] APPLE株大好き!!
ガラケー使ってるけどね!!!
[/chat]

バフェットは何故アップルを爆買いするのか?

バフェットもアップル信者になってしまったのか?

タバコを買わずにタバコ株を買う奴が金持ちになるように、iPhoneを買わずにアップル株を買う奴が金持ちになるのか?

このグラフは2013年にアップル株に100ドル投資して配当再投資した際の結果だ。
100ドルが359ドルになり、S&P500インデックスを上回る成果だ。
500ドルのiPhoneを買わずにアップル株を買っていたら、1,795ドルになっていた!

出典:APPLE FINANCIAL INFORMATION

バフェットはなぜAPPLEの大ファンなんだ?

この記事ではバフェットのアップル株購入を考えてみた。

バフェットはアップルをいつ、いくらで買ったのか?

最初に購入したのは2016年の5月、当時株価は約109ドル
それから数回買い増ししている。

普通の人なら、株価が2倍程度に伸びてカクンと折れそうになっている今(2018年11月)のタイミングでは売り逃げたくなりそうだが、まだまだ買い増したいと語っている。


長期のチャートで見るとなかなか絶妙なタイミングで押し目を拾った形になっている。

バフェットはアップルをどう評価しているのか?

インタビューで語られること

・ビジネスがシンプルでわかりやすい。何をしている会社なのか誰でもすぐにわかる。(バフェットはシンプルでわかりやすい銘柄を好む)
・“I didn’t go into Apple because it was a tech stock in the least, I went into Apple because I came to certain conclusions about both the intelligence with the capital they deploy, but more important the value of their ecosystem and how permanent that ecosystem could be.”
少なくともテクノロジー株だから買うというわけじゃない。彼らが配備する資本や優秀な人材、しかしもっと重要なのはエコシステム(収益構造)の価値とそのエコシステム(収益構造)の永続性についてある結論に到達したからだ。
・エコシステム(iTunes, App storeなど収益構造)が高い新機種への乗り換え利益を生む。もしアップル以外の製品にしようとしても、エコシステム(iTunes, App storeなど収益構造)がユーザーをアップル製品に留まらせる。

・アップルというブランドの価値。ユーザーは素晴らしい技術的利点があるから買っているというよりも、アップルの美学や使いやすさを愛している。
・目先のiPhoneの販売台数は重要ではなく、10年先、20年先を見て買っている。
・何百万人もの人達の生活の一部になり、切り離すことができないものになっている。
・「自分の現在の保有率5%が、自社株買いによって(自然に)上昇していくという考えが大好きだ。他の人にアップル買いを推奨する必要がないんだからね」(自社株買いを非常に高く評価)

10年先、20年先を見据えてている

目先のiPhoneの売上台数を気にするようなことは本質を見据えていないという、10年先、20年、もっと先を見据えて投資をしている。
時価総額は現在の1兆ドルから2兆ドルになると言っている。(IBM購入時はIBM株価は300ドルになると言っていたが、IBMは最高値200ドルのを更新できずに今は121ドルであることには注意したい)

アップル株を100%でも保有したい

現在バークシャー・ハザウエイはアップル株のうち5%ほどを保有している。
バフェットはアップル株を100%でも買いたいほどだと語っている。

[chat face=”kametower.png” name=”カメ爺さん” align=”left” border=”gray” bg=”none”] 下がったら買うらしい!
下がったらバフェットが買い支えてくれるのか??[/chat]

アップルの市場での評価は?

現在のアップルのPERは17.53(208年11月18日)
著しい成長を見せている割には控えめな評価だ。

2007年からのPER(PE Ratio)のグラフ

2009年以降、ほぼPER(PE Ratio)10~20の間に留まっている。

実際の成長の割りには、市場からの評価が控えめだ。

現在の市場の評価はどうだろうか?

・アンドロイド携帯の性能がどんどん上がってきて競争は激化する。
・iPhonの販売台数が鈍化している。
・新しいiPhoneを作り続けてユーザーを魅了し続けなければならない。
・オープンソースのウインドウズとアンドロイドにいずれマーケットは傾く。
・今から株を買うにはもう遅すぎる。

ハイテクバブルで学んだ市場の評価は控えめで慎重だ。

アップルの業績は?

アップルの業績は素晴らしい。
アップルの決算報告書を見てみよう。


2016年に少し落ちこんだものの、その後順調に売上げ、利益を伸ばしている。

2017年から2018年の変化
Net sales[売上高]:229,234→265,595で15.8%増加
Net income[純利益]:48,351→59,531で23.1%増加
Earnings per share[一株利益]:9.21→11.91で29.3%増加
Cash dividends per share[一株配当]:2.40→2.72で13.3%増加

素晴らしい成長だ!!

続いて地域、機種毎の販売台数を見てみよう。
一番下のUnit sales by product[機種毎の販売台数]

販売台数は前年と同じ程度で明らかに伸び悩んでいることがわかる。

2017年から2018年の変化
iPhone:216,756→217,722で1.0%増加
iPad:43,753→43,535で0.5%減少
Mac:19,251→18,209で5.5%減少

さらに四半期毎のデータを見てみよう。


出典:APPLE FINANCIAL INFORMATION

Revenue[売上高]は確かに増加しているが、
Units[台数]は横ばいかやや減少だ。

業績は素晴らしい。しかし販売台数は明らかに伸び悩んでいる。

偉人にしか見えないビジョンをイメージしてみる

アップルの売上げ台数は伸び悩んでいる。
自動車メーカーのような純粋なメーカーであれば、新しくモノが売れなくなったら減速する。
今は利益率の高い高価格のiPhoneXで稼いでいるが、限界がくるのは時間の問題。

なぜバフェットは絶賛するのか?

凡人には見えないビジョンが見えているのか?

[chat face=”kametower.png” name=”カメ爺さん” align=”left” border=”gray” bg=”none”] ここから先はカメ爺の仮説になります。仮説トークに要注意! [/chat]

1.実はアイフォンとアンドロイドの区別がついていない

バフェットは言う。
「みんなiPhoneが大好きだ。人々に密着したアイテムになっている。」
バフェットは投資の天才だが、87歳のガラケー使いのおじいちゃんだ。

最近のアンドロイドはiPhoneにそっくりだ。
もしかして、アンドロイド携帯を使っているのをiPhoneだと思っているのだろうか?

2.まさかビジネスモデルを転換できる?

iPhoneの販売台数が鈍化しているとは言っても、前期と同じ程度の販売台数を確保している。
一部の熱狂的なアップル信者以外は多くの場合、iPhoneを買ったら2~3年以上は使いつづける。
⇒ということは、iPhoneのアクティブユーザー数は増加し続けているということだ。

逆に、アンドロイド携帯の場合は1~2年以内に買い替える人をチラホラ見かける。
⇒アンドロイド携帯のアクティブユーザー数は、販売台数から想像する数字よりは少ない可能性がある。

iPhoneのアクティブユーザーが増え続けるととんでもないことがおこる。


先ほどの決算資料のSERVICESというところ。
APP STOREやITUNESからの売上。

他社との競争にさらされない、めちゃくちゃおいしい利益に繋がる売上だ!
このおいしい売上が24%の急成長をみせている。

こちらはAPP STOREからのダウンロード数の推移で、素晴らしい成長曲線を描いている。

例えばiPhoneに、

・普通の人や企業向けの普通のスペックの低価格版
・夢とロマンのお金持ち向け高額ハイエンド版

の2つの品揃えをして、低価格版をばらまいて販売台数をとことん伸ばして、APP STOREやITUNESからの利益を最大化させたなら、他社との競争にさらされない深い堀をもつことができる。
APP STOREやITUNESストアの経営は、ハムサンドイッチでもできるような、バフェットの大好きなビジネスだ。

[chat face=”kametower.png” name=”カメ爺さん” align=”left” border=”gray” bg=”none”] `仮説トーク終わり[/chat]

3.事業を買うということの意味

バフェットは「事業を買うんだ」と言う。
目先の株価やiPhoneの販売台数は重要でないと。

アップルが好きで、経営陣の考え方も、ティム・クックも大好きだと。

スティーブ・ジョブズは創業時にビジョンを掲げていました。

『テクノロジーを介して何百万人もの人の生活を変える』
-improve the lives of millions of people through technology-

確かに劇的に変わっています。
世界中どこにいても繋がっている。
世界中どこにいても電子書籍を買ってすぐ読める。
世界中どこにいても炎上してたりする。

一般的な投資家によっての優先順位は次のようなものだと思う。
[box03 title=”一般的な投資家の優先順位”] 1.株価
2.業績(数字)
3.企業そのもの(業績や株価の基盤)
[/box03]

バフェットのインタビューからは、この優先順位が逆なように窺える。
[box03 title=”バフェットの優先順位”] 1.企業そのもの(業績や株価の基盤)
2.業績(数字)
3.株価
[/box03]

私の尊敬する花咲爺こと竹田和平さんも、「四季報を読みながら企業の社長さんの気持ちを考えて、企業を応援する旦那衆になる。」ということを言われていました。事業を買うという目線と近いものがありそうです。

アップルという企業、事業、経営陣そのものを高く評価して、アップルという事業を買う。バフェットはそういうスタンスのようです。

4.市場の評価との乖離

バフェットは、アップルの株価が安いと言っている。
現在の業績が続くのであれば誰の目に見ても現在の株価は安い。
将来をどのように見通すか。

世間(市場)はアップルの継続成長、永続性に懐疑的である。
(変わることに賭けている)

バフェットはアップルの将来性、永続性に極めて強気である。
(変わらないことに賭けている)

世間(市場)と逆の行動ができなければ、投資で素晴らしいパフォーマンスを残すことはできない。

市場の評価とバフェットが乖離しているから、チャンスが生まれてくるのだろう。

バフェットのアップル買いについてのまとめ

[box03 title=”まとめ”] ・エコシステム(iTunes, App storeなど収益構造)の永続性を評価
・10年先、20年先を見据えて購入している
・自社株買いを高く評価
・アップルの事業、経営陣を評価して、事業を買う
・iPhon,iPad,Macの販売台数は伸び悩んでいる
・市場はアップルに控えめな評価、バフェットは強気の評価
[/box03]

一番大切なバフェットからの最大の学び

出典:CNBC

お金持ちになる人は、商品を買わずに株を買う!